ショベルヘッドのプラグホールの修理です。
ここも通常であればネジ山がなめてしまったときは専用のヘリサートがありますのでそちらで対処するのですが、今回はというと・・・
はい。
ネジ山が全部無いどころか、ヘリサートがすっぽり入るほどに大きな穴になっています。これではヘリサートは使えません。さらに、過去に座面をかなり深く座ぐっていてネジ山になる部分も7mm程度と薄くなっています・・・
なんでこうなるのか(苦笑
どう治すか迷ったのですが、燃焼室側がプラグホールとバルブのシートリングの距離が近すぎて全部溶接で一度埋めてしまうのは厳しいと思いアルミでパーツを製作。製作したパーツをこんな感じではめ込んで↑
しっかりと溶接。その後周りに馴染むように形成し強度アップも兼ねてニードルスケーラーで鋳肌処理をします。そこに予め旋盤で精度よくネジ山を作っておいたところに、ヘリサートではなくタイムサートを仕込みます。リークチェックでも漏れはないので大丈夫かと思います。
今年も営業日もあと1週間程となりましたが、年内にはエンジンとミッションは仕上げたいですね~
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