Saturday, July 28, 2018

日々の作業

仕事の合間を見て少しずつ作業を進めております46EL。
これは仕事というよりも勉強。今まで純正ナックルなんて触った事無いですからね...
S&Sのナックルは散々やりましたが(笑)
当店のお客さんの8割位はツインカム、残りの2割EVO・ショベル。
個人的にはセル一発始動のツインカムが最高だと思います。

さて、仕入れた段階でフルオリジナルというわけでもなく、見る限りフレームの状態もあまりよろしくない様に判断したので、ひとまず全バラにしました。

先ずはエンジンから作業していきますが・・・
空き時間に少しずつの作業なので、完成がいつになることやら(笑)
本当は今年のロッドショー出展車両の製作に取り掛かりたいところなんですが、今年の2月にオーダーしたホイールが未だに入荷しないという・・・過去最高に遅い(苦笑)。勘弁くれ~。これは11月地獄決定。

焦っても仕方ないので、エンジン各部チェックしていきます。
素材そのものの状態も気になるところですが、果たしてどの程度オリジナルパーツで組まれているのかというところも気になります。なんせナックルですからね。46年式なので72年前の代物。親父と同じ歳(笑)
先ず左側のケース。タイミングホールのねじ山が逝っていたので、ヘリサートでしっかり修理しておきます。
ケース下のドレンホールも良い感じに傷んでいたので、最小限に修正しておきます。
ねじ山が生きていたのはラッキーでした。
ケース内側のデートコードとキャスティングナンバー。
キャスティングナンバーが112-406.
デートコードはD5。Dは4月、5は1945年製らしいです。
後は、お決まりのエンジンマウントのクラック(苦笑)
一度溶接した後がありましたが、削り落として新たに溶接やり直しました。
古い鋳物なので溶接が少し心配でしたが、意外と上手くいきました。
予熱→#4000番台の溶加棒でモリモリ→保温→削り→鋳肌仕上げ。
このあとフライス盤でマウント面の面だしレベル調整、ボルト穴を開けて完成。
続いて右側ケース。
こちらはまあまあ状態が良かったです。ブリーザーギアホールがオーバーサイズになっていましたが良い状態で安心しました。
キャスティングナンバー112-352。
デートコードD6。
色々と分かりましたが....まぁ、いいや(笑)
古いんだもの、こんなもんでしょ。いままで何度ケース開けたんだろう・・
現状、調子良くエンジンかかっていたので良しとします。
クランクも純正でしたが、なかなかにガタが大きいので要分解です(泣)

全く急ぎの作業ではないので時間のあるときに、ワクワクしながら打ちのめされながら進めていきます(笑)
時間とお金に余裕があればず~と作業していたいのですが、なかなかそうもいきませんので溜まっている仕事を着々とこなしていきます。

今日は69アイアンの調子がかなり良くなったので満足!

お疲れ様でした。




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